【ちょっと待って!】エアコン取り付け前にチェックしたいポイント

近年夏の暑さが厳しくなるにつれ、エアコンをつけないと命にかかわるという認識が広まりましたね。
このことから、夏が到来する前に正常に作動するよう、エアコンの試運転を呼びかけるメーカーも多いです。

新居に引っ越したり、古くなって買い替えたり、さまざまな理由でエアコンの取り付けを行うかと思いますが、取り付けにもルールがあることはご存知でしょうか。

この記事ではエアコンの購入、もしくは取り付け工事の前にチェックしておきたいポイントについてご紹介します。
取り付けをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

■適切な電力

・使える電流容量が30A以上あるか
ブレーカー(分電盤)にアンペアブレーカーという大きなスイッチがあります。
この近くに二桁の数字とAがセットで書かれているかと思います。
これは家全体で一度に使える電気の量を表したもの。家電製品を何個も使うなどして電気を多く使うと、バチン、と停電したことはありませんか。
容量以上の電気を使ってしまうと、ブレーカーが落ちてしまいます。
一般的にエアコンで快適に過ごすためには、30A以上必要とされています。

もちろん、30Aを下回る場合は電力会社と契約を変更し、電気工事をしなければなりません。

・コンセントはあるか
エアコンには専用のコンセントが必要です。
ほかの電化製品よりも電流容量が大きいため、通常のコンセントと繋げてしまうと発熱してしまい、火災の原因になってしまうからです。
何もなかった場所に取り付ける場合は、このコンセントを取り付ける工事が必要になります。
この場合も電気工事が必要になり、追加料金がかかりますので注意しましょう。

■適切な位置


・室内機、室外機の周りにスペースがあるか
エアコンの設置位置にはたくさんの条件がありますが、本体の周りに適度なスペースが確保されていると運転効率やメンテナンス性の低下を避けられます。
エアコン購入の際は、以下の寸法を加味して選ぶようにしましょう。
また効率的に風を循環させるなら、180~240cmの高さの場所が適切とされています。

●室内機

左右 前・下
5cm以上 5cm以上 気流が遮られない程度

 

●室外機

左右 後ろ
20cm 左:10cm以上 右:25cm以上 5cm以上

 

・火災報知器から150cm以上離れているか
火災報知器は熱や煙を感知すれば作動しますが、エアコンの風があたってしまうと感知できない可能性があります。そのため消防法ではエアコンと報知器との間を150cm以上空けるよう、規定されています。必ず守るようにしましょう。

・配管用穴はあるか
エアコンは室内機と室外機を冷媒ガスが循環します。当然、その間をつなぐ配管が必要なので、壁に穴が空いていないといけません。
穴がない場合は空ける工事が必要ですが、賃貸物件になると規約によって工事ができないこともありますので、その際は窓用エアコンなどを検討しましょう。
またこの穴は排水用のドレンホースも通るので、問題なく排出できるようエアコンの下位置にくるか確認しましょう。

■まとめ

エアコンは買ってすぐに取り付けできない場合があります。
買った後に設置に失敗して後悔しないよう、気をつけましょう。

エルシー電工は、年間700台もの取り付け実績があります。
エアコンの販売も行っておりますので、購入と取り付け工事の依頼が同時に叶います。
柔軟に対応しておりますので、ぜひご依頼ください。

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